こんにちは。トオルです。
今回は「不登校」記事の“第3回目”。
前回記事は「【不登校】子供の劣等感を払拭!|体力面からのアプローチ(登山編)」。
劣等感が強くなりすぎて、高校に行けなくなってしまった我が娘。その劣等感を克服すべく、最初の月は頑張って低山ですが“7回”登りました。
46歳ちょい太目の僕は連日の筋肉痛・・・。
だけど、頑張った甲斐がありました。小さな。本当に小さな前進だけど「娘の言動に変化が!」。
早速。順を追って説明させて頂きます。
登山1回目~3回目(すれ違う人の目が怖い⁉)
我が娘は“女の子”とはいえ高校生。46歳ちょい太目の僕なんかより、よっぽど体力(持久力)あります。
実際、登山初回から「おとーさん遅い!速く行って!」って“後ろから”何度もうるさい。
「先に行けよ!」って僕。だけど、娘は決して僕の後ろから離れません。
娘の言葉を借りて理由を説明すると「すれ違う人の目が怖いから」。
もう少し書き足すと「今日は平日だけど、なんで高校生が山に登ってる・・・」。
しかし、日曜日の登山であっても「あの子。きっと、ひきこもりか何かよ・・・」。と、登山道ですれ違う人達に“思われてる気がする”らしい。
ただ、これ以上の詳細等は本人(娘)でないと分からないので割愛。だけど、明らかに劣等感というか“オドオドした感じ”を発してる。
不登校になった直接の原因は、いわゆる“イジメ”。
だけど、娘には言わないし言えないが「こんだけ“負のオーラ”だしてりゃ、そりゃあ、イジメの標的にもなるわな」。と、いうのが正直な僕の感想。
まあ、ボチボチ。だけど、一歩一歩確実に前進しよう。
登山4回目~6回目(“山ガール”のお姉さん方に感謝!)
あいかわらず、僕の後ろを“ぴったりと”ついてくる娘。
登山道ではスレ違いざまに挨拶しますよね。「こんにちは!」。
でも、我が娘は“目を背けたまま”で、せいぜい頷く程度。声は出せません。
が、確か5回目の登山の時だったと思います。大学生くらいの“山ガール集団”が手を振りながら「もう少しですよ!頑張って!」と娘へエール。
5~6人くらいの“お姉さん方”に次々と明るく励まされた、我が娘。「はい。ありがとうございます!」って小声ではありましたが挨拶を返しました。
この時、娘の中で何か心境の変化があったのでしょう。相変わらず“僕の後ろ”ではありますが、徐々に普通に挨拶が出来るようになりました。
登山での挨拶。これは普通のことかも知れません。だけど。彼女(娘)にとっては「貴重な成功体験」です。
少なくとも挨拶しながら登山道を登っていく娘。その時の彼女からは「負のオーラ」を感じません。
繰り返しますが、ボチボチ。成功体験を積み重ねていくのみです。
登山での挨拶の意味と効果について!
登山での挨拶はマナー的な要素はもちろん、色んな意味がありますよね。
大まかに書き出すと
- 自分の存在を確認してもらう為。(安全確保として相手に自分を印象つける)
- お互いの安全確認の為。(ケガ・疲労など、お互いの状態を読み取る)
- お互いが安心する為。(特に女性の方。人気の少ない山道で僕(男性)とすれ違うと怖いですよね)
細かく書きはじめるとキリがないので割愛しますが、要は「相手への気遣い」ですよね。お互い様の。少なからず、登山には危険が伴いますから。
それと、登山は“非日常”ですよね。仕事・家事、etc・・・。いわゆる“下界のゴタゴタ”からは一時的かもですが、解放されてます。皆が。
だから、登山者全員にピリピリ感がない。
繰り返しますが「相手への気遣い」・「皆にピリピリ感がない」。そして、「緑・自然」。
やっぱり、登山はイイです。我が娘。ちょっぴり前に進めたかな?
登山7回目・あとがき(登山は男親が出来る最高のサポート)
さあ、我が娘。前回迄で挨拶はクリア。で、登山7回目ですが結論から述べます。
「“普通に”挨拶しながら、僕を振り切って1人でズンズン山頂へと・・・」。(娘ちゃん。手加減って言葉も覚えてね⁉)
高校生。体つきこそ、まあ大人。
だけど中身は、まだまだ子供です。なので、ほんの少しのキッカケで大化けする可能性大です。
うちの子は娘だけど、幸い男親の自分について来てくれます。しかも、登山なんか奇跡かも・・・。
もちろん、根本にある強い劣等感の克服。不登校の克服には、まだまだ時間と労力が必要でしょう。
だけど、これは僕の想像でしかありませんが「登山」。この「登山」って「男親が出来る子供への最高のサポート」なんじゃないかと思います。
まだまだ、始めたばかりで人様にオススメできる様な結果や実績(復学など)はありません。
ですが「うちの娘は、ますます元気です!」。まずは、元気なのが1番じゃないですか?そういう意味では「登山」。一押です。
さあ。次の山に向けてスクワット(トレーニング)しとかなきゃ・・・。
「【不登校を登山で克服】最初の月に7回登った娘の変化は如何に⁉」
ーENDー