その体調不良ってデパスの離脱症状ではないですか?【不定愁訴】

うつ病

「何だか胸がドキドキするし、吐き気とかもあって凄く調子が悪いのです」

「1日4回、朝昼夕と寝る前にデパスの0.5㎎を4か月くらい服用してます」

こんにちは。トオルです。

先日、風邪を引いたのか何なのか調子が悪いので病院へ行ったら上の様な会話が聞こえてきました。会話の主は60代後半と思しき女性。明らかに初診とみられ、受付で具合が悪いと訴えていました。その中で服用中のクスリの有無を問われた時に「デパスを4か月くらい・・・」と答えているのが耳につきました。

病院の受付係(看護師?)も一瞬、ハッとした表情を見せましたが私もある考えが頭をよぎりました。「それって、デパスの離脱症状なんじゃないの?」。過去に私自身がデパスの離脱症状に苦しみ断薬した経験があったので、何となくピンと来るものがありました。

それと同時に「おいおい!デパスが向精神薬に指定されたのは平成28年のことだぞ。彼女は知らないのか・・・!」。60代後半。情報弱者と言うべきかは分かりませんが、今でも疑いもなくデパスを長期服用する人がいるなんて・・・。

本来は処方する側(医療機関)が悪いのでしょうが、医療だってビジネスですから全てを悪くいう事は出来ません。だからこそ自己防衛が必要。前置きが長くなりましたが「当たり前の話だけど、知らない人に届け!」って気持ちで本題に入ります。

 

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投与期間(処方日数)の上限が30日ってこと知ってますか?

 

以下、厚生労働省HPより。デパス(エチゾラム)に関わる添付文章改訂の部位から引用します。これによるとデパスの投与期間の上限は30日。これは「1度に処方してもらえる日数の制限」のことで30日以上の連用(服用)がダメな訳じゃありません。ですが、詳しい説明は省くものの依存性が認められる等、問題が発生するが故の制限です。

※先に書いた60代後半と思しき彼女の様に「デパスを4か月くらい・・・」。何の疑問も持たずに当たり前に連用してはダメ。

 本邦では、睡眠薬や抗不安薬が、薬物依存等の原因薬物となっており、ンゾジアゼピン受容体作動薬が原因薬物の上位を占めている。
 厚生労働省は平成 24 年度及び 26 年度の診療報酬改定において、3 剤以上投与時の診療報酬の減算等を導入し、睡眠薬や抗不安薬の処方の適正化を図っているほか、向精神薬には診療報酬上の投薬期間の上限が定められているが、それらに加え、平成 28 年 9 月にはエチゾラム及びゾピクロンを向精神薬(第三種向精神薬)に指定するととも、投薬期間の上限を 30 日とした。

引用:厚生労働省・催眠鎮静薬、抗不安薬及び抗てんかん薬の 依存性に係る添付文書改訂について

(注:デパス=エチゾラム)

※ここでは「デパス」に限って書きましたが、引用内にある「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」全てに同じ事が言えます。現在、服用中のクスリ等で確認したい薬名ありましたら次のリンクよりどうぞ。(ウィキペディア:ベンゾジアゼピンの一覧

 

決められた用量を守っていても起こりうる「常用量依存」!

 

「決められた1日用量を守っていれば長期の服用もOKでは?」。

病院で処方された用法・用量を守っている。もしくは添付文章(使用上の注意)に書かれた1日服用量を守っていれば大丈夫!ではありません「常用量依存」といって認められた服用量の範囲内でも依存状態になることが確認されています。(個人的には確実に起りうると断言します。以前、記事にしましたが「デパス断薬」約半年で依存・離脱症状を経験)

以下、特定非営利活動法人アスク HPより引用説明します。

決められた用量を守って服用していたのに、その薬剤を減薬・断薬したときに「服用前にはなかった症状」が出てきたとしたら、それは薬の効果が切れたのではなく、「離脱症状」と考えられます。つまり、身体依存が形成されている=「常用量依存」という状態です。

ベンゾジアゼピン系の薬剤の離脱症状は、服用期間や量など状況によりますが、ときにアルコールの離脱症状に匹敵するほど(またはそれ以上に)激しいことがあります。
報告されている症状は、不安、焦燥感、気分の落ち込み、頭痛、発汗、手足のしびれ、震え、知覚異常、けいれん発作、離人感、動悸、吐き気、下痢、便秘など多岐にわたり、症状の再燃と区別が難しいものもあります。

引用:ASK/薬物乱用・依存/薬物乱用・依存を知ろう/処方薬依存

さらに追記説明します。

常用量依存の明確な診断基準はありませんが、提唱されているガイドラインでは「連用6か月」。私自身、ちょうど服用約半年で依存を自覚しました。但し、自覚したと言ってもパニック発作・過呼吸に陥り救急車で運ばれました。私が搬送された病院の救急医師いわく「あなたと同様に運ばれてくる患者さんは多い!」とのこと。そして、処置としてはベンゾジアゼピン系薬剤の投与だった事は言うまでもありません。

(彼女?の場合は4か月くらい・・・との事でしたが、これについては個人差が大きいかと。最小限の服用に留めるのが吉。)

 

情報弱者のデパス被害は今も続いている!(あとがき)

 

冒頭の60代後半と思しき女性へ話を戻します。彼女とて「国から注意喚起が出ている薬」との認識があれば、4か月間とて連用することは無かったのではないでしょうか?もちろん彼女の症状が離脱症状だったとは断言できません。私はただ病院の待合室で聞いていた患者の1人ですから。

悔しいことは医師でも専門家でもないから、その場で彼女に助言など出来なかったこと。もし、その後も彼女がデパス服用を続けているとするならば・・・。遅かれ早かれ依存状態になるのは間違いのない事実かと。先に医療だってビジネスだと書きましたが「お医者さんの良心を信じたい!」って思った今日この頃です。

「その体調不良ってデパスの離脱症状ではないですか?」

-ENDー